アキレス腱炎
アキレス腱炎の症状
アキレス腱炎は、我慢できちゃう人が多く、歩けない程になって相談されることが多い症状です。
軽い状態ほど、早く改善しますので、下記の症状に該当したなら、早めにご相談ください。
- 歩き始めや歩いた後など、踵や踵の上のあたりに痛みがでる
- 踏ん張ったり、走ったりするとアキレス腱が痛い
- アキレス腱の周辺を押したり、動かしすると痛い
- ふくらはぎから踵にかけての痛みで、思うように動けない
これらのふくらはぎから踵までの痛みが気になる方は、アキレス腱炎の可能性が高いです。
スポーツ全体に多いアキレス腱炎は、我慢して、運動を続けることで、今まで大丈夫だった動きでも痛みを感じる場合があります。比較的、再発しやすい症状なので、大切な大会や試合、お仕事に影響する前に、痛みを感じたら早めのご相談をおすすめします。
アキレス腱炎の原因と痛み
一番の原因は、オーバーユース(使いすぎ)です。
だからこそ、基本的にはスポーツ全般にて、起こりやすい怪我と言えます。
アキレス腱炎はオーバーユース(使いすぎ)によるアキレス腱の一部や全体、骨との接する部分に炎症が起こってしまうけがです。
サッカー、陸上、ランニングなど足を使う競技に多く、痛める→回復を何度も繰り返すことで悪化してゆきます。
疲労と回復しきれない状態での運動で悪化してしまうため、アキレス腱だけでなく、ふくらはぎの太い筋肉であるふくらはぎ(ヒラメ筋)などの影響します。
そのため、痛みが踵からふくらはぎと広い範囲での痛みとして現れる場合があります。
使いすぎによる筋肉の損傷が多くのアキレス腱炎の主な原因ですが、準備運動不足であったり、老化による筋肉の衰えでも炎症が起こる可能性はあります。
アキレス腱の伸びや損傷による炎症であるため、スポーツなどの激しい運動だけでなく、中高年で筋力の衰えや老化のため、健康のためのランニング、日常生活でのウォーキングや仕事の中でも起こります。
最悪の場合、アキレス腱断裂の原因ともなってしまうことがあるので要注意です。
患部は、歩く、立つなどの際に必ず伸ばす筋肉が傷ついていることが多いため、痛みを感じたら早めに対処することをお勧めします。
アキレス腱炎による踵~ふくらはぎの痛みの応急処置
痛みが出ている場合は、アイシングと安静が正解。とくに痛みの直後はマッサージは✕です。
運動後、特に痛みがある場合は、「アイシング(冷やすこと)」をおすすめしています。アキレス腱炎で来院された患者さんに聞くと、「お風呂で温める」「痛いところを揉む」といった対応をされている方が多いのですが、痛みのある炎症が起こっている場合は、悪化につながる可能性があります。
マッサージやストレッチは、十分な休息と安静で炎症がない状態で効果を発揮するものになりますので、痛みがある場合は、まずはご相談ください。
豊田市上郷接骨院での、アキレス腱炎の症状緩和、回復施術について
当院での、アキレス腱炎の回復には、症状を診ながら回復の段階に合わせて適した施術方法をご提案させてもらっています。
痛みがある・きつい、炎症が起こっている状態のとき
当院では、痛めた筋肉の細胞の回復力を高めるために超音波治療器、ハイボルテージなどの特殊電気治療機器を用いて、自己治癒力を高めます。
腫れや熱があるような場合以外でも、筋肉には炎症が起こっております。その炎症をいち早く抑えることが早期回復につながります。
痛みが軽減してきたとき
強い痛みがない、回復の傾向がみられてきたら、アキレス腱や靭帯にかかる負担、周囲の筋肉の硬直を手技にてほぐして行く施術を追加します。
より柔軟性がある筋肉はやわらかく痛みにくいのですが、痛めた筋肉には硬直やしこりのようなものが残ります。これを改善させることで症状を取り除いていきます。
テーピングや場合によっては包帯などで、アキレス腱の保護・動きのサポートを行い余計な負担をかからないようにします。
再発防止のために
歩く、走るといったときに必ず使うアキレス腱炎のけがは、アキレス腱にかかる負担によって何度も再発する可能性がある怪我の一つです。
豊田市の上郷接骨院では、痛みの解消が見られたあたりから、再発防止の運動療法や靴・中敷きによる負担の軽減などをご提案することもあります。
柔軟なアキレス腱、ふくらはぎにするために、しっかりストレッチをすることで、よりハードなトレーニングにも安心して臨むことができます。特に使っていない筋肉は固くなっている傾向が強いため、リハビリもかねてより柔軟な組織にする運動療法(ストレッチ)をお伝えします。
踵や腱、ふくらはぎや膝にかかる負担は、履いている靴や歩き方によって大きく変わります。
自分に合った靴、歩いたり、立ち仕事、ランニングなどの際に、負担のかからないように足裏の形をサポートしたり、自分にあった靴にすることで、アキレス腱炎の再発が起きないように負担を分散させることも可能です。
「スポーツを頑張りたい」「仕事で動かなきゃならない」という方は、ご相談下さい。
「スポーツを頑張りたい」「仕事で動かなきゃならない」という方にも怪我の回復からリハビリ、再発の不安にも対応できるよう対応しています。
患者さん一人一人の症状だけでなく、今後の目標や、やりたいことも踏まえて、けがの痛みに悩まないようにご提案させていただきます。